★注目★[2127]日本M&A[4812]ISID[6539]MS-japanほか

2020年5月15日

さて、ここ最近チェックしている銘柄をザックリご紹介していきます。

まず最初にご紹介するのが日本M&Aセンター<2127>です。M&Aの仲介業を手掛ける同社ですが、コロナ不況により企業の事業再編や合併の需要が拡大すると見られています。第3四半期累計期間での同社の成約件数は、743件で過去最多となっており、先の5月15日の決算発表では、どれほど伸長できるか注視したいところです。チャート(週足)では、地合い悪く下落するも、底を打ったところで買われ、13週線を上抜いております。アフターコロナ銘柄としての物色もあるかと見ています。

2つ目の銘柄はISID<4812>です。ITソリューションを提供する同社は、テレワーク・リモート化の潮流から思惑が入っているようです。4月28日の決算発表では、経常利益が増益着地した事で、株価は窓を開けて急騰しました。電通グループ<4324>との協業や基幹システムの提供が好感された他、コミュニケーションIT事業や働き方改革をサポートする自社開発ソフトウェア等の需要が拡大しているようです。チャート(日足)は、テレワーク関連の物色で買いが入り、急反発…全ての移動平均線を上抜いてきています。このまま底堅くセルインメイを乗り切るかと監視中です。

3つ目の銘柄はMS-japan<6539>です。弁護士や会計士などを中心とした人材派遣のプラットフォームを運営し、精度の高いマッチングを実現しています。4月15日には20年3月期の経常利益の上方修正を発表しました。同社が運営する士業領域に特化したビジネスメディア「Manegy(マネジー)」の、20年3月における月間PV数は200万を突破しており、着実に業界内での注目度が高まってきていますねぇ。チャート(日足)では、4月初旬に底を打つと、上値の重さは感じられますが、反発から25日線を上抜いた模様。5月13日の決算発表での値動きもチェックです。

4つ目の銘柄は遠州トラック<9057>です。外出自粛による巣ごもりから、EC・ネット通販企業の需要拡大の恩恵を受けて、総合物流を展開する同社も注目されています。2月5日の決算発表では、経常利益が前年同期比の57%増益で好調であり、近頃の世界的な原油安もコスト面で同社には追い風と見られているようです。上昇基調であったチャート(日足)は、今週の5月12日の決算（減益決算・5円増配）にて、出尽くし売りに見舞われたようですが、個人的には下値では拾いたい銘柄として注目中です。

5つ目の銘柄は多様なサブスクリプションビジネスに対応した「サブスクストア」等、EC支援事業を手掛けるテモナ<3985>です。同社は4月17日に、実店舗向けサービスである「サブスク@」にデポジット機能のリリースに加えて、新型コロナウイルス対策支援として、半年間の無償提供を発表。キャンセル等による店舗の売上減少が改善されるとの期待から、株価には刺激となった模様です。一目均衡表(日足)では雲の上限を上抜いて推移しており、5月12日の決算発表後に押し目を形成する事もあれば…と監視中です。

最後の銘柄はジャストプランニング<4287>です。外食業界に特化した店舗管理システム「まかせてネット」を主力とする同社は、3月13日の決算で経常利益は減益着地となりました。しかし、スマホからの注文で店に並ばず完成後の飲食物を取りに行ける、同社が注力するアプリ「Putmenu」が新型コロナを背景に引き合いが増えるのでは…との思惑からか、下値を切り上げてきています。チャート(日足)は75日線に接近中ですが、一目均衡表（日足）の雲を上抜けるかと監視中です。人手不足に対応した働き方改革のテーマ性も孕んでいる小型株である事も、個人の資金も誘引し易いでしょうねぇ。