★注目★[1401]エムビーエス[6826]本多通信[6355]住友精密ほか

2019年12月13日

さて、ここ最近チェックしている銘柄をご紹介していきます。

まずご紹介させて頂くのは、内外装リフォーム工事を手掛けているエムビーエス<1401>です。10月11日の決算発表では、売上高は前年比12%増でしたが、経常利益は50%以上増加しており、財務体質の健全化が進んでおります。12月3日、政府は13兆円程度の財政支出を行うと発表し、先日の台風被害による災害対策も含まれる事から、リフォームを手掛ける同社も思惑で大きく買われております。チャート(週足)では13～78週線を上抜き、反発相場入りの模様。市場環境も良好に加え、業績好調でもあり、今後もさらに下値を切り上げるか監視をしていきたいですな。

2つ目の銘柄はビープラッツ<4381>です。サブスクリプション型ビジネスの統合プラットフォームである「Bplats」を展開する同社は、11月13日の決算発表では赤字拡大で着地。長期で下落トレンドが続いているチャートですが、今年7月には富士通<6702>、9月にはNTTコミュニケーションズにサービスの提供を開始しており、市場期待は相応に高いと思われます。そして12月4日にはISID<4812>と販売パートナーシップ契約を締結し、大きく上値を伸ばした事で、これがトレンド局面の転換に成り得るか…と監視中です。現在の投資フェーズから回収フェーズへ移る前の底値圏で拾っておくも妙があるかもしれませんねぇ。

3つ目の銘柄はCASE関連でも注目されております、車載用を中心に多極コネクターを手掛けている本多通信工業<6826>です。直近では政府からの購入支援策が期待される自動運転等の安全サポート車関連が注目された事で、自動ブレーキをはじめ、拡大を続けるドライブレコーダー市場を背景に、同社への思惑物色が向かった模様で、12月初頭から株価は急上昇しました。一目均衡表(週足)では雲の中に今週、その株価は位置しておりますが、今後下値を切り上げるかと監視しております。

4つ目の銘柄は省エネ支援とバイオマス発電を手掛けるエフオン<9514>です。8月29日につけた654円の安値から反発相場に入っている模様で、チェックしております。小泉進次郎氏が環境相に就任した事も話題になり、日本における環境ビジネスが注目される機会も増えると思われます。11月8日の決算発表では減益で株価を下げましたが、すぐに反発。主力の発電事業も売電単価は高水準を維持しており、中長期目線では業績伸長もありそうですな。チャートは上値が重い展開が続きましたが、一目均衡表（日足）の雲も抜けてきています。PERは割安水準の為、底値で拾って待つもありかと見ています。

5つ目の銘柄も環境関連から、環境コンサルティングや放射性物質の測定なども行う環境管理センター<4657>です。10月25日の決算発表では赤字縮小で着地。放射能汚染や応用測定での売上を大きく拡大させており、今後も政府主導による環境対策のニーズが同社の株価には追い風になると見られます。12月4日付けの日経新聞で「環境省は放射性物質を含んだ汚染土壌などを保管する中間貯蔵施設の整備に約1500億円を新たに投じる」と報じられた事で、株価は大きく上値を伸ばしており、今後は黒字転換へ向かうか…との思惑もあるかと。また、再生可能エネルギーや、中国やベトナム等の海外展開にも期待したいところです。

最後の銘柄は航空機の脚部をメインとして手掛けている住友精密<6355>です。低音熱交換器にも強みを持つ同社は、航空宇宙関連事業で市場から注目を浴びておりますな。10月31日の決算では上方修正も合わせて発表し、前年同期の2倍以上も経常利益を伸ばして着地。チャート(日足)は8月より上昇トレンドに乗っており、決算後も上昇を続けております。3000円以上の株価でありながら、PER・PBRはかなり低水準であり、25日線が下値サポートとなっている様子から見るに、更なる上昇も期待してしまいますねぇ。宇宙関連ビジネス参入が盛況の中、同社の主力事業の成長にも期待したいところです。

また、本日から監視する銘柄は以下の通りです。

＜本日監視入りした銘柄＞