★注目★[3765]ガンホー[6871]日本マイク[3927]フーバーブレイン

2020年7月10日

[ご挨拶]

連日の大雨による日本各地の未曾有の災害に際し　被災された方々におかれましては、心よりお見舞い申し上げます。

さて、ここ最近チェックしている銘柄をザックリご紹介致します。

まず最初にご紹介するのがガンホー<3765>です。スマートフォン向けゲーム「パズドラ」などの人気タイトルを持つ同社ですが、6月23日の決算は減益着地となりました。その後、ニンテンドースイッチ向けアクションゲーム「ニンジャラ」が6月25日にサービスの世界配信が開始されると、基本プレイ無料という事も相まって16時間で100万ダウンロードを突破し、7月1日には200万をも突破しています。チャート(日足)は25日移動平均線を下値サポートにしている模様で上昇トレンド継続。東京での新型コロナウイルス拡大の第二波が懸念される昨今、再び巣ごもり関連としてゲーム株に注目が集まるかと見ています。

2つ目の銘柄はフーバーブレイン<3927>です。地方自治体へ働き方改革支援製品「ワークスマート」の提供や、テレワーク関連としてエルテス<3967>との業務提携も話題となりました。営業や開発部門を増員した事で、売上高は5期ぶりに過去最高を更新したとの事。直近の一目均衡表(日足)では雲の中を推移していますが、ネットワークとセキュリティをクラウド統合した世界初のテレワーク支援SASEプラットフォーム「Cato Cloud」の展開と共に、伊藤忠テクノソリューションズ<4739>との業務提携の効果にも期待したいところです。

3つ目の銘柄はアイロムグループ<2372>です。子会社のIDファーマが中国と共同で進めている、新型コロナウイルスのワクチン開発が非臨床試験に入り、進捗状況が注目されています。注力しているがんやその他の希少疾患の領域は、ノウハウや技術的な知見が必要とされる事から、高単価で業績寄与に繋がっている模様です。2月23日にも同社を当記事で紹介致しましたが、2倍以上成長を見せて6月11日には3870円をつけています。その後は地合い悪く25日線を割りますが、ワクチンの新報によっては下値を切り上げるか…。8月6日の決算発表も注視ですな。

4つ目の銘柄は日本マイクロニクス<6871>です。半導体関連としてFPD検査装置を手掛ける同社は、メモリ向けプローブカードの需要が伸長している模様です。6月26日にはいちよし証券が同社の格付けを「B」から「A」に設定すると、翌営業日には株価は窓をあけたまま上昇を継続となりました。新型コロナによるテレワークの急拡大を背景に、データセンターやサーバー需要が増加した事で、DRAM/NAND向けプローブカードの継続的な需要が見込めるとの事です。チャート(日足)は5日線を下値サポートにしているようですが、8月11日に控えた決算も見ておきたいところです。

5つ目の銘柄は農業総合研究所<3541>です。アジア成長企業ランキング2020の農業分野で、日本企業から唯一7位にランクインした同社は、世界的にも注目を浴びているようですねぇ。6月には東京加工センターを移転し、従来の2倍の加工業務が可能になりました。
業績は投資先行で軟調ですが、2018年10月の日本郵政キャピタルとの資本提携から1年を経て、上半期別で過去最高の流通総額と流通点数を達成しました。チャート(日足)は75日移動平均線を下値サポートに上向いてきております。7月14日の決算を控えて様子見ムードの模様ですが、新たな展開があるかと注視しておきたいところです。

最後の銘柄は3月14日の当記事でもご紹介後致しました、ファイズ<9325>です。EC事業者向けの物流センターの運営や輸送・配車等まで手掛ける同社は、新型コロナウイルスの拡大に由来した巣ごもりによるECサイト需要拡大の思惑を受けて2月より買いが入っております。米アマゾン・ドット・コムを主要顧客に抱えている事で、アマゾン関連株としての注目度も相応に高いと思われます。同社の株価チャート(日足)は75日移動平均線を下値サポートに上昇トレンドは継続している様子で、今後新型コロナウイルス感染者が増加するなどで、再び外出を控えてECへ向かう動きがあれば…なんて見方をしています。