★監視中★[4499]SPEEE[4440]ヴィッツ[7806]MTGと読み物

2020年8月19日

さて、引き続き国内の新型コロナウイルス感染拡大が続いておりますな。

あたくし達の生活を一変させたコロナですが、業種によって明暗が分かれております。旅行・ホテルや飲食業界などは人の移動が制限された影響を受けておりますが、巣ごもり需要によるEC関連や物流、ゲームやネット広告などは強みを発揮しているようですねぇ。

地政学的リスクの高まりもあり不確実性の高い株式相場ではありますが、強い企業というのはどれだけピンチの時でも未来への種を蒔いているものです。投資家はそれらの企業を見極めて安い時に買っておきたいものですが、成長産業の業種や銘柄を選ぶ必要がありますな。

あたくしの考えを述べさせて頂くのなら、「自動化」や「セルフ」がこれからのキーワードとなるかもしれません。「自動化」は言うまでもなく自動運転や業務効率化などのテクノロジーの進化により、あらゆる方面で人の関与が減って「自動化」が拡大するという事です。

「セルフ」に関しては、テレワーク等の“密”を避ける行動に加えて、今までの決められた時間で同時に大規模に行っていたものが、個人の好きな時間や場所に合わせて「セルフ」で行える選択肢が増えるのではないかと思われます。

いずれにせよコロナ禍では、ネットを中心とした人を介さない潮流が強まり、新たなサービスにも注目したいところです。

当記事ではここ最近注目した個別株についてザックリではありますが、ご紹介させて頂きます。

まず初めに紹介するのが7月10日に上場しましたSPEEE<4499>です。データを活用したマーケティングのコンサルティングや、ネイティブアド配信プラットフォーム「UZOU」の提供をしている事から、コロナ禍でも成長が期待される銘柄です。マッチングプラットフォームの「イエウール」や「ヌリカエ」は、デジタル化が進んでいなかった業界にデジタル化を導入したDX関連としての思惑もあり、需要拡大や新規事業への応用も期待されている模様。8月11日の決算も好調で3Q時点で通期計画を超過しており、チャート(日足)は初値より下げますが、監視を続けていきたいですな。

続いての銘柄は自動車の組込みソフトウェア開発が主力のヴィッツ<4440>です。7月3日には20年8月期の経常利益の上方修正に加えて、交通事故リスクを低減させる「リスクポテンシャルシンセサイザ」と、可視化する「WARXSS RPV」の提供を開始するとの発表が好感され、株価は窓を開け急騰しました。自動運転関連はまさにこれからの成長産業で、安全技術は自動運転実現への根幹と言えそうですな。チャート(日足)は25日線を下値サポートのまま、7月29日には年初来高値を更新しました。東証マザーズから東証一部へ市場変更となり、監視強化中です。

最後の銘柄はMTG<7806>です。新型コロナの影響でジムの休業が相次いだ事で、「シックスパッド」など自宅でトレーニングが出来る健康器具を扱う同社に思惑が入っているようです。8月7日の決算発表では経常利益が赤字ではありますが、併せて発表した上方修正では通期の最終利益が損益プラマイゼロになるとの見通しで、昨年より急改善しております。チャート(日足)は6月より上値の重い値動きが続いておりましたが、直近では決算後に窓を開けて急騰しました。巣ごもりでの“密”を避けた自宅トレーニングが一般的になり、新たな生活様式として根付くか注視ですな。

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本日から監視する銘柄は以下の通りです。

＜本日監視入りした銘柄＞